真昼航海日誌7月31日 [本なお茶会]
2回目の『本なお茶会』無事終了いたしました。
今回は、三条の和菓子屋さん「かつぼ屋」さんの水まんじゅうなどを
いただきながら、川端康成「掌の小説」から3作品を読みました。
新感覚派と呼ばれた若き川端康成が、心情の吐露を主眼とする「私小説」から
できるだけ離れたものを狙って書いた(とイチシマが感じる)『帽子事件』
場面ごとの色彩感と登場人物の造形が見事な『金銭の道』
俯瞰と主観の自在さ、おまけに「私小説へのいやみ」かと思うくらいの
ながーい独白(妄想?)がプロの凄味を感じさせる『夜店の微笑』
参加者の方から「主人公の内面や心理描写をあまり重視していない感じですね」と
新感覚派の解説などしなくても、初期の川端康成がめざした本質を突く意見がすぐに聞けたり
今回も充実したお茶会だったと思います(なんと高校生も参加してくれました!)
紹介できなかった100以上の小品もぜひ読んでみてくださいね^^
さて、8月のミニフェアは「太陽の季節?」です。
雑誌「太陽」のバックナンバーが並びます。
それから、暑い夏にリラーックスできる雑誌「relax」のバックナンバーも^^
暑い暑い8月は、どんな航海になるのでしょうか・・・
今回は、三条の和菓子屋さん「かつぼ屋」さんの水まんじゅうなどを
いただきながら、川端康成「掌の小説」から3作品を読みました。
新感覚派と呼ばれた若き川端康成が、心情の吐露を主眼とする「私小説」から
できるだけ離れたものを狙って書いた(とイチシマが感じる)『帽子事件』
場面ごとの色彩感と登場人物の造形が見事な『金銭の道』
俯瞰と主観の自在さ、おまけに「私小説へのいやみ」かと思うくらいの
ながーい独白(妄想?)がプロの凄味を感じさせる『夜店の微笑』
参加者の方から「主人公の内面や心理描写をあまり重視していない感じですね」と
新感覚派の解説などしなくても、初期の川端康成がめざした本質を突く意見がすぐに聞けたり
今回も充実したお茶会だったと思います(なんと高校生も参加してくれました!)
紹介できなかった100以上の小品もぜひ読んでみてくださいね^^
さて、8月のミニフェアは「太陽の季節?」です。
雑誌「太陽」のバックナンバーが並びます。
それから、暑い夏にリラーックスできる雑誌「relax」のバックナンバーも^^
暑い暑い8月は、どんな航海になるのでしょうか・・・
2010-07-31 20:03
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